micro nikkor 60mm
【撮影機材レビュー】Nikon AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED
撮影機材レビュー
第6回


今回お送りするのは
Nikon AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED
です。

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■簡易紹介
通常のレンズですとアップで撮るのにも”ある程度”で限界がきますが、
このMicro Nikkorは所謂マクロレンズであり、被写体を等倍撮影することが可能です。
開放F値もF/2.8と明るく、ナノクリスタルコート採用の為逆光にも強く、
更にフルサイズ対応。といたせりつくせり。
中でもフィギュア撮影にはこの等倍撮影が出来るかどうかが非常に大きなウェイトを占めるため、
欠かせない一本となってます。

■公式製品説明
クローズアップ撮影以外も楽しいコンパクトなマイクロレンズ

無限遠から至近(等倍)まで幅広い撮影倍率が楽しめ、等倍撮影でも絞り開放か らシャープな描写力を発揮します。ゴーストやフレアーの少ない鮮明な画像が得られるナノクリスタルコートを採用。ボケ味が美しく、クローズアップ写真:撮 影だけでなく、ポートレートや風景など多彩な撮影に使えるマイクロレンズです。

■製品仕様
焦点距離      60mm
最大絞り      f/2.8
最小絞り      f/32
レンズ構成      9群-12枚(ED レンズ1枚、非球面レンズ2枚、ナノクリスタルコート1面)
画角     
39°40′(35mm 判一眼レフカメラ、FX フォーマットのデジタル一眼レフカメラ)
26°30′(DX フォーマットのデジタル一眼レフカメラ) 
DX フォーマットデジタル一眼レフカメラ装着時: 90mmレンズの画角に相当(FX フォーマット/35mm 判換算)
最短撮影距離      0.185m(等倍)
最大撮影倍率      1倍 絞りの羽根枚数      9枚(円形絞り)
アタッチメントサイズ      62mm
大きさ      約73mm(最大径)×89mm(バヨネットマウント基準面からレンズ先端まで)
質量(重さ)      約425g


では早速写りを見て行きましょう
お約束事は以下の通り。


■撮影対象
 ・「コトブキヤ シャイニング・ハーツ 王女殿下の料理番 ローナ
■撮影環境
 ・室内
 ・ガラスケース内
 ・正面のガラスは開けて撮影=遮蔽物無し
 ・室内蛍光灯1灯+ケース上照明2灯
 ・スピードライト及び内蔵フラッシュは使用せず
 ・三脚とレリーズケーブル使用
■撮影シーン
 ・ワイド端とテレ端
 ・全体が入る構図
 ・最も寄れるところまで寄ったもの
  の2パターンを撮影。いずれも右目に対しピントを合わせます。
  (フォーカスポイント:全体図は中央上,寄りは中央)
■撮影設定(D5100内部設定)
 ・RAW
 ・撮影モード:絞り優先(Aモード)
 ・ホワイトバランス:AUTO
 ・ISO100
 ・露出±0
 ・MF
 ・マルチパターン測光
 ・フラッシュ:OFF
 ・アクティブDライティング:OFF
 ・長秒時ノイズ低減:OFF
 ・高感度ノイズ低減:OFF
 の状態で絞り開放からf8まで1段ずつ絞って撮影。
■現像
 ・撮影したものはLightroomにてJPEGに現像
■現像設定
 ・RAW→JPEG(解像度はそのまま)
 ・sRGB
 ・圧縮品質100
 ・当たり前ですが現像時はJPEG化するのみで上記以外全て弄らない

■その他特記事項
 Q,なぜf/8までなのか?
 A,レンズは通常f/8時が性能のピークになるように設計されているため

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■60mm全体
※このレンズは開放F値がF/2.8ですが
 カメラボディ上ではMicroNIKKORの場合実行f値が表示される為それにならってf値を記載します


f/3(絞り開放)
60mmf3

f/3.2
60mmf32

f/3.5
60mmf35

f/4
60mmf4

f/4.5
60mmf45

f/5
60mmf5

f/5.6
60mmf56

f/6.3
60mmf63

f/7.1
60mmf71

f/8
60mmf8

*単焦点レンズの真骨頂ですね、
 とにかく開放時から恐ろしくシャープなことに驚き∑(゚ω゚ノ)ノ
 周辺減光は開放だとさすがに顕著ですが、写りがそれを補って余りあるといった印象。
 f/4辺りまで若干の色収差が見受けられますがf/5.6以降はそれもほぼ無し。
 ボケも非常になめらかで煩くならないので被写体が良く活きます。

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■60mmアップ
※このレンズは開放F値がF/2.8ですが
 カメラボディ上ではMicroNIKKORの場合実行f値が表示される為それにならってf値を記載します


f/3.2(絞り開放)
up60mmf32

f/3.5
up60mmf35

f/4
up60mmf4

f/4.5
up60mmf45

f/5
up60mmf5

f/5.6
up60mmf56

f/6.3
up60mmf63

f/7.1
up60mmf71

f/8
up60mmf8

*これも全体像の時とほぼ同様の感想です。
 そしてよくボケる。
 
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■60mm等倍撮影(最短焦点距離)
※このレンズは開放F値がF/2.8ですが
 カメラボディ上ではMicroNIKKORの場合実行f値が表示される為それにならってf値を記載します


f/4.8(絞り開放)
max60mmf48

f/5
max60mmf5

f/5.6
max60mmf56

f/6.3
max60mmf63

f/7.1
max60mmf71

f/8
max60mmf8


*マクロレンズの真骨頂。等倍撮影。
 しかし、マクロ撮影は寄れば寄るほど被写界深度もどんどん浅くなり、
 ピントを合わせるのが困難になります。
 その上、手ブレにも敏感になるので撮影時はなかなか気を遣いますが、
 この”等倍まで寄れる”というステータスはフィギュア撮影に無くてはならない部分です。
 ですが、ただ”寄れる”というステータスは他のマクロレンズでも当たり前のところですが、
 それだけで終わらないのがこのMicro Nikkor 60mmの凄いところ。
 この解像力、写りの良さは撮れば撮るほど惚れます(*-∀-)


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■総評
ワイド端(60mm) -
テレ端(60mm) 5
フォーカススピード 5
重さ(携帯性) 3


というわけでお送りしてきました「Nikon AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED
簡単にまとめると

・絞り開放からとてもシャープ
・絞り開放付近は周辺減光と色収差は出るが、何段か絞るとそれも無くなる
・F/2.8はSS稼げる上によくボケる
・ボケはなめらかで綺麗
・大げさな歪みも無し
・等倍撮影可

ちなみに上の方では触れてきませんでしたが、
このレンズはフォーカススピードが恐ろしく早く、とても静か。
それでいてフォーカスも迷わずに”ピシっ!”と決めてくれます。
フィギュア撮影においてはフォーカススピードは正直重要視されませんが、
そんな重要視していない部分を驚きのポイントとしてわざわざ挙げてしまうくらいには早く正確。

それと若干話が逸れますが
当初このMicro Nikkor 60mmDX Micro Nikkor 40mmのどちらを買うか悩みましたが
40mmですと少々焦点距離が短く被写体に近づき過ぎてレンズ自身でケラれるのと
根本的な写りの面で60mmと比較してボケが固く(所謂丸くない)同じものを撮っても
少々絵にぎこちなさ、硬さを感じてしまう点から60mmを買いました。

ただ、私の場合APS-C機での使用なので
35mm換算で90mmの焦点距離、画角なわけですが
それでも等倍で撮る際は被写体が近づき過ぎて時々厳しい面があるので
フィギュアの等倍撮影に関しては
Tamron F004(90mm)やMicro Nikkor 105mm辺りを追加でもう1本欲しいのもまた事実(ノー`)

と少々脱線しましたが
とにかくこのレンズはフィギュア撮影はもちろん
普段の様々な撮影シーンでも使えてオススメです(*´ー`)ノ





ではまた(* 'ω')ノ