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【撮影機材レビュー】マルミ光機 C-PL 62mm フィルター
今回のレビューは



様々な種類のあるレンズフィルターの中でも
”コントラスト向上””反射除去”といった効果のある「PLフィルター」をお送りします(。・∀・)ノ


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以前から買おう買おうと思いつつ買っていなかった ”PLフィルター” 
いやー欲しかったんですよねー(*'ω'*)

でも、率直なところPLフィルターの出番って言うと
主に ”風景写真=広角レンズ” との組み合わせが多いと思うんですよ。
で、その広角レンズ達って大体がフィルター径70mm超の大口径の物が多く
「仮に、フィギュア撮影にメインで使っているNikon AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G EDの為に買っても他のレンズに使いまわせないのってどうなのよ?62mm径の広角レンズなんて見当たらんぞ!!」

と、自問自答を繰り返すこと早数ヶ月。
■結論:そもそもフィギュアくらいしか本腰入れて撮ってない
    →ならばこのMicroNIKKOR60mmの為に買うべし!

というわけで、色々探していたら良さげなのがあったので購入

今回購入したフィルターはこちら
■メーカー:マルミ光機
■製品型番:C-PL フィルター
■フィルター径:62mm
■定価:\8,400

使用レンズは
Nikon AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED


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前述の通り、PLフィルターは光の反射除去の効果が有り、
その結果、空をより青々と撮れたり、ガラスや水面の反射を避けて被写体をしっかり捉えられる
といった効果があります。

では早速その効果諸々を見ていきたいと思います。


その前に
■パッケージ
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■ケースとフィルター
*持ち運びする時にケースがあるのは良いですね
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■今回フィルターを装備する子 AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED
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■フードを取ります
*もともとKenkoのZetaを付けてます
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■フィルターオンフィルター
*Zetaの上に更にこのPLフィルターを付けます。ケラレが出ないか少し心配。
 そしてこの”暗さ?”という表現で良いかわかりませんが、
 明らかに通常のフィルターとは違います。
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■付属品?
*念のため説明書
CCI20131113_0000CCI20131113_0001




             ー本番ー
注目ポイントは向かって右側のガラスに反射して写っているイーニァです


■PLフィルター有り:反射除去効果【最小】
_DSC0166


■PLフィルター有り:反射除去効果【最大】
_DSC0167


■PLフィルター無し:撮影設定はPLフィルター有りの時のまま
_DSC0168


■動画でも有効



というわけでいかがでしょうか?
PLフィルターは2層構造になっており、レンズとは逆の方の層をくるくると回すと
上記の画像の様にフィルター効果が強まったり弱まったりします。
つまり、反射を取り過ぎても良くない場面などでは、適度に調整が効くということですね。

ここで今回、個人的に気づいたことを箇条書き
■暗くなる。いつもの感覚では撮れない。ある意味NDフィルターでもある。
■調光にも多少影響有り
■フィルターに△のマークが付いているが、
 1周360°の回す中で、90°毎にそのフィルター効果が最大最小を繰り返す。
■ファインダーはもちろんライブビュー上でもその効果は視認可能。
■若干AFの精度が下がる気がする(検証不足)
■反射が無くなった結果、ボケが少し硬くなった気がする
■今回使ったMircro NIKKOR 60mmは
 たまたまフォーカス時に前玉が回らなかったので良かったが、
 フォーカス時に前玉が回ってしまうレンズだと間違いなく大変。
■フィルター使用時はレンズフードさようなら。
■薄型を持ってないからあくまで予想ですが、ある意味
 変に薄型のフィルターではない方が操作性は良さそう


といったところでしょうか。
軒並み\10,000前後当たり前のPLフィルターの並ぶ中、
非常に安価(実売\4,000弱)でありながらも、メーカーがマルミ光機と安心感あるフィルターということで購入に至りましたが、買って正解でした。

個人的に
☆5つで評価するなら
☆4つ

一つ星が付かない理由として
やはり暗くなるのと、
それにともなってスピードライト(SB-700使用)のTTL調光に少々ズレを感じる点。
まだまだ検証不足ですが、
やはりこのフィルター独特の癖があるのは間違いないと思うんですよね。


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というわけで、
今回めでたく撮影方法の引き出しが増えました。
じっくり使い倒して今後のフィギュア撮影に活かしていきたいと思います(*´ー`)




ではまた(* 'ω')ノ